明日はない(1939)|SANS LENDEMAIN
監督:マックス・オフュルス/出演:エドウィージュ・フイエール、ジョルジュ・リゴー、ダニエル・ルクルトワ
<作品概要>
女性を主人公にした名作の数々を世に送り出し「女性映画の巨匠」と呼ばれるマックス・オフュルス監督による悲劇的なメロドラマ。ある事情からキャバレーで踊り子として働く主人公が、再会した昔の恋人にその姿を見せまいとついた嘘と、その顛末を描く。主人公のエヴリーヌを演じるのは『双頭の鷲』で知られるエドウィージュ・フイエール。オフュルス監督ならではの流麗な映像で、運命に翻弄される悲しきヒロインの姿を映し出す。
<あらすじ>
かつては令嬢であったが、とある事情でモンマルトルのキャバレーで踊り子として働いているエヴリーヌは、店で一番の人気者。ひとり息子とともに小さな家でなんとか生活を送っていた。そんなある日、エヴリーヌは裕福だった頃の恋人に再会する。3日間だけパリに滞在するという彼に、キャバレーで働いている姿を見せたくないエヴリーヌは大豪邸に住んでいるふりをするという大芝居を打つことに。必死に真実を隠そうとするのだが…。
(c) 1939 Gaumont